くさばたけ

2次元オタクが3次元に沼って狂いました

トラジャ担1年生が9人の夢を見た話

※全て私が見た夢の話です。個人の妄想です。

※9人時代を何も知らない人間の無意識妄想なので人によってはかなり不快だと思います。

※アイドルの『永遠』の話

 

よく分からない夢を見ました。所々曖昧で辻褄も合わない夢。

多分この間、9人時代のことを書いたファンのブログを見つけて読んでしまったせいだと思う。それほど印象に残っていたのかもしれない。

 

この夢から目が覚めた時に、この記憶は私の為だけでも記録に残しておかないといけないものだ、と咄嗟に思った。

これはあくまで私の忘却録です。脈絡なく書き残しておきます。

 

*

多分規模的にはZepp Tokyoくらい。グッズ販売はなく、割とゲリラ的なライブだったんじゃないかな。

 

もちろん、どのファンもソワソワ、ワクワクしながら開演を待っていた。

会場が暗くなり、ステージに明かりが灯る。

早く7人の姿を見たくてみんなステージに釘付けになっていた。

 

しかし、そこに現れたのは9人の初代Travis Japanメンバーだった。

 

会場のファン達はみんな突然のことに困惑していた。けれどそれ以上にトラジャメンバーも動揺が隠しきれないような印象だった。後の動きから察するに、多分このメンバーでリハとかしてない。

 

特に紹介や説明がある訳でもなく、そのまま10曲くらい歌ったと思う。

私含め周囲のファン達は困惑したままの様子ではあったがライブ自体はとても楽しく、メンバーも最初の困惑より大きな戸惑いは見せず、かなり盛り上がった状態でトラブルもなく進んでいた。

 

でも、オリ曲「Dance with Me ~lesson1~ 」の時にその事件は起こった。

 

この曲は間奏でメンバーの名前をコールする場面がある。

「ちゃかちゃん!」\ちゃかちゃん!/

「しずや!」\しずや!/

と、メンバーの名前を呼び

「トラジャ!」\トラジャ!/

で終わるコール。

 

いつも通り、トラジャメンバーの掛け声に続いてファンもコールを返す。現メンバーの5人の名前に続いて、抜けてしまった4人のコールももちろんあった。

私はトラジャ担1年生のため、正直4人のことをよくは知らない。けれど周りのファン達と一緒に必死にコールした。今まで歌ってきた曲で沢山楽しませてもらったから、そのお礼にたくさんの声を届けたかった。

 

ここの間奏は元々4×8の拍だが、9人いることで4×12拍にアレンジされていた。拍は4の倍数が基本なので。

でもつまり、9人+トラジャコールで10小節使い、2小節=2回分のコールが余ってしまう。

 

メンバー達は余りの拍で手拍子を求めてきた。急な状況でも止まってしまうことなく、対応できていることに私は素直に感心した。

けれどその時、後ろから1人のファンの声が飛んできた。

 

\9人!/

\ありがとう!/

 

本当に咄嗟の叫び声だったと思う。というかここで尺余りするなんて見ている側は直前まで分かっていないんだから、咄嗟にしか対応できない。

 

1拍くらいの遅れはあったが、リズムに合わせて彼女は大きな声で叫んでいた。会場全体に響き渡るような大きな声だった。

その声に周囲のファンも彼女が何をしたいかを咄嗟に察し、即座に対応した。

 

\9人!/    \9人!/

\ありがとう!/    \ありがとう!/

 

会場全体に響き渡ったファンの声に、ステージを見ると9人は微笑んでいた。なんとも嬉しそうな表情で、みんなで顔を見合わせて笑って、また歌へと戻っていった。

 

その笑顔を見て私は号泣するしかなかった。周りのファンも泣いている人達がいっぱいだった。

 

*

ここで目が覚めた。

起きた時にさっきまでのことが夢だったのか現実だったのか分からなくなるくらいには、心に残った想いが強くて苦しかった。

 

私が知っているTravis Japanは最初から7人だった。だから脱退してしまった4人のことは記録でしか知らない。

けれども、現トラジャメンバーもいろんな場面で4人がいたことを、存在を語ってくれる。いなかった事にはしない。そして新しく加わった2人のことも大切にしている。

 

多分、私はそれが嬉しかったんだと思う。

アイドルは永遠じゃない。生きている人間のしているものだからどうしても形は変わってしまう。

アイドルというジャンルではないが、私も今までにそれを身をもって経験してきた。好きな子達が脱退した瞬間、写っている写真は消され、タブーのように語ってはいけない存在になり、痕跡を消されてしまう悲しさややるせなさはもう味わいたくない。別に悪いことをして脱退したわけでもないのに、なぜ存在自体なかったかのような扱いになってしまうのだろう。

 

けれども、この子達は4人が抜けたこと、そして2人が加わったことを隠さずに話してくれた。

沢山悩んだと思うし苦しい時期もあったかもしれない。

けれど、どの体制のTravis Japanも、Travis Japanなんだと歩んできた歴史全てを受け止めてくれている。

 

 

アイドルのして1番求められることは『終わらない』ことなのかもしれない。

これは某アイドルゲームの受け売りだが、とても印象に残った場面だ。

 

好きな子達にずっといて欲しい。変わってほしくない。今のまま、このメンバーでずっとずっと輝いていてほしい。

それはどのファンも少なからず願ってしまうようなものだと思う。

ファンはアイドルに、ずっと続く輝きを求めている。

 

『永遠』に続くアイドルになれたらそれは1番素晴らしいことだと思う。生涯語り継がれるような賞賛されるようなアイドルにそりゃなってほしい。

けれど、それよりもっともっと身近で、でもそれでもとても難しい『終わらない』ということ。

どんなに変わっても、どんなに惨めでもいい。ただ、終わらないでいてほしい。

ずっとずっと、活動を続けて、何があっても終わらせないでほしい。応援できる土俵を崩さないでいてほしい。

 

Travis Japanのメンバーの形は永遠ではなかったかもしれない。

だけどTravis Japanという名前はまだまだ続いていく。

まだ終わらない可能性を見せてくれている。

ずっと夢を見させてくれている。

それだけで私の心は救われていたのかもしれない。

 

今、私が好きになった7人のTravis Japanがあるのは間違いなくあの9人がいたからこそだ。

私が知らない9人時代のTravis Japan、彼らがここまで続く道の最初をになってくれた。

終わりのない旅路の始まりである9人、この夢はどうしてもそのメンバーにお礼を言いたかったが故に見たものなのかな、と思う。

 

「9人!」

「ありがとう!」

 

そして、

「7人!」

「ありがとう!!」